血栓症・塞栓症の予防に対するワーファリン、アスピリン製剤、クロピトグレルなどの使い分けは?

ワーファリンは抗凝固剤(ビタミンK依存性凝固因子の活性阻害剤)で、アスピリン、クロピトグレルは抗血小板剤です。それぞれ血栓症・塞栓症の予防に使用されますが、使い方は微妙に異なります。

1)「心房細動による脳塞栓症の予防」、「人工弁置換術後の血栓予防」に対しては

心臓病では「心房細動による脳塞栓症の予防」ならびに「人工弁置換術後の血栓予防」にはワーファリンはアスピリン製剤(バファリン、バイアスプリン)よりも必須となっています。


2)肺塞栓症や深部静脈血栓症に対しては

また、ワーファリンは肺塞栓症や深部静脈血栓症に対しても使われます。低分子ヘパリン(自己注が可能な注射剤)も有用です。


3)心筋梗塞に対して

心筋梗塞に対してはまずアスピリンやクロピトグレルが使われますが、ワーファリンも再梗塞の二次予防に使用されます。

また、DES(薬剤溶出性)ステントの血栓予防にクロピトグレルとアスピリンが併用して使用されますが、ワーファリンとアスピリンが併用して使われることもあります。

ただ、ワーファリンは凝固能活性を下げますが、アスピリンは血小板の凝集能を抑えますのでワーファリンとアスピリンを併用するときは出血リスクが増大するワーファリンの併用は注意が必要になります。

現在ではアスピリンが優先されているようです。特に併用時は重篤な出血がでることが多くなりますのでワーファリンの使用にはPT-INR(血液凝固検査)によるしっかりした管理が必要です。(INRのかわりにトロンボテスト(%が使われることがあります。)

なお、ワーファリンのコントロールは通常INR=2~3で行われます。(高齢者ではINRは1.6~2.6でコントロールされることが多いです。)


→「EBMで裏付けされた健食、サプリ&ハーブ情報のトップページ
<関連サイト>
→「予防としてのメディカルハーブ&サプリの世界」のトップページ
→「レディーのためのダイエットサプリ&ハーブのVIPルーム」のトップページ
→「薬のとくさんのサプリ&ハーブで不老長寿」のトップページ
→「サプリとハーブで老化を予防」(情報共有ブログ)のトップページ
「食べて不老長寿-究極のthe elixir of lifeを求めて」のトップページ




ジェネラリストのための内科外来Q&A -脳梗塞- ケアネットDVD
ケアネット
森 貴久

ユーザレビュー:

amazon.co.jpで買う
Amazonアソシエイト by ジェネラリストのための内科外来Q&A -脳梗塞- ケアネットDVD の詳しい情報を見る / ウェブリブログ商品ポータル

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック

  • オークリー レンズ

    Excerpt: 血栓症・塞栓症の予防に対するワーファリン、アスピリン製剤、クロピトグレルなどの使い分けは? EBMで裏付けされた健康食品、サプリ&ハーブ情報/ウェブリブログ Weblog: オークリー レンズ racked: 2013-07-06 05:53
  • VISVIM サンダル

    Excerpt: 血栓症・塞栓症の予防に対するワーファリン、アスピリン製剤、クロピトグレルなどの使い分けは? EBMで裏付けされた健康食品、サプリ&ハーブ情報/ウェブリブログ Weblog: VISVIM サンダル racked: 2013-07-09 17:40