β-カロチン(プロビタミンA):ビタミンAの仲間 -改訂

β-カロチン:プロビタミンA 

β-カロチンは吸収されるとビタミンAになる(カロチノイド)ためプロビタミンとも呼ばれます。カロチンにはα、β、γの3種類のタイプがありますが、食物中に含まれるカロチンはほとんどがβタイプです。
現在、500種以上もあるカロチノイドは全て、中心となる基本構造が同じであることから、すべてのカロチノイドはβーカロチンから変化したものであると考えられています。

β-カロチンの主な作用のまとめ
(1)眼の網膜のロドプシンを産生します。欠乏すると夜盲症になります。

β-カロチンは小腸の粘膜でレチノール(ビタミンA)に転換されて吸収されますが、一部は直接β-カロチンのまま吸収(吸収力はレチノールの1/3)されて、脂肪組織にそのままの形で貯蔵され、必要に応じてビタミンAに転換されます。そのため過剰摂取の問題が起きないとされています。ビタミンAの代表的作用は眼の網膜のロドプシンを産生し、夜盲症を防止します。

(2)皮膚や粘膜の上皮細胞の形成に関与。欠乏すると皮膚のかさつきや肌荒れがおこります。
人体は、いつも食物から得る大量のβ-カロチンを必要とし、過剰のβカロチンは、皮膚・腸・肺などの空気にふれている全ての器官の膜組織の細胞の一部になることにより排出されています。皮膚は、表皮と真皮に分かれ、さらに表皮は生きている細胞の基底層と、死んで角質化した細胞の角質層に分かれます。そして、β-カロチンは表皮の死んだ細胞の一部に存在することが分かっています。

(3)過酸化脂質の産生を抑制します。
βーカロチンをはじめ全てのカロチノイドは、クロロフィル(葉緑素)と一緒に存在しています。太陽光線は、クロロフィルのためのエネルギー源となる一方、過酸化脂質を生み出します。カロチノイドはこれらの毒物を消去する作用があり、βーカロチンは『フリーラジカル』『活性酸素』、さらに、これらが作り出す毒物と容易に反応する事が出来る構造を持っています。 
よって天然の日光遮断剤として作用するだけでなく、有害な物質が繊細な組織を壊さないように生体を保護する作用があります。

(4)がんの発生を抑制する作用があります。?活性酸素による発がんを抑えます? β-カロチンは当初、不飽和脂肪酸の過酸化を抑制する抗酸化剤として注目されていましたが、β-カロチンの連続投与によって口腔がんの前がん症状が激減したとの報告が出されたことにより、動脈硬化、高血圧、高脂血症、糖尿病、心臓病(狭心症、心筋梗塞)などの生活習慣病に有効なだけでなくがんの予防にも注目され始めました。
これらの効果はビタミンAとは異なるメカニズムから起きていることも明らかになり、β-カロチンが単にビタミンAの前期物質としてだけでなく、それ自体が固有の作用をもつ成分として認識されるようになっています。
発がん物質に晒された時に体内で作られる活性酸素・フリーラジカルは、正常な細胞の遺伝物質を異常な状態にしてしまいます。細胞の核や遺伝情報を調節する中心部が、本来あるべき状態から変化し、細胞は分裂や再生がうまく出来なくなります。β-カロチンは、活性酸素やフリーラジカルを捕まえて、それらが酸化をしないようにし、細胞を正常な状態にすることで発がんを防止すると考えられています。

β-カロチンを多く含む食品
にんじん(14,760マイクロg/中1本)、モロヘイヤ(8,300マイクロg/1袋)、西洋かぼちゃ(5,400マイクロg/煮物1人分)、しゅんぎく(8,910マイクロg/1束)、あしたば(9,328マイクロg/1束)、
その他緑黄色野菜、オリーブ油

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